2026年7ー9月期 活動報告
日頃より当財団の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。はじめに、悲しいお知らせがございます。当財団の前理事で、武田薬品工業の社長・会長を務められた長谷川閑史様がご逝去されました。長谷川様は私どもの活動に深く共感され、各所でコンサートの開催を呼びかけてくださいました。私個人としても、経済同友会の代表幹事を務めておられた頃や、それ以前のKKRでのお仕事を通じて、多くのご指導をいただいたことが懐かしく思い出されます。本当に素晴らしい方でした。生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
この四半期、財団は大変忙しい日々を過ごしました。9月のシルバーウィークには、全国のイオンモール130施設で「秋の夜長」をテーマにしたライブを開催していただきました。全国一斉という形は初めての試みで、これまで開催のなかったモールにも音楽が届き、たくさんの反響をいただきました。
子どもたちに音楽を届けるプロジェクトに、こども家庭庁から後援をいただきました。個々のコンサートではなく、プロジェクト全体に対する包括的な後援です。私たちが大切にしてきた「文化体験の機会が限られる子どもたちへ、生の音楽を届けたい」という思いと取り組みに対し、行政の立場からも温かい後押しをいただいたものと受け止めています。日本の将来を担うのは子どもたちです。家庭環境にかかわらず、すべての子どもが豊かな体験を得られる環境を、社会として確保していかなければなりません。本プロジェクトは皆さまからのご寄付で成り立っております。どうぞ安心して、これまで以上のご支援をお寄せいただければ幸いです。
8月には石川県金沢市周辺で、4泊5日の演奏家合宿と北陸エリアサロンを開催しました。滞在中には能登町長にもお目にかかりました。「復旧は少しずつ進んでいるが、まちの賑わいを取り戻す復興には手がついていない」というお話を伺い、能登の各地域に活動を広げていく思いを新たにしました。音楽が社会課題を直接解決するわけではありません。それでも、生の音楽を真ん中に置いて人が集まり、助け合える輪を広げていくことには確かな意義がある。この夏を通じて、そう強く感じております。
7月のWEB配信で、「企業は社会の公器である」という松下幸之助さんの言葉をご紹介しました。良い社会なくして企業の発展はない。だからこそ、社会を良くすることは企業にとって「ついで」ではなく、ど真ん中の仕事である、という考え方です。連携協定を結んだサカイサイクルさんは、100クラでのつながりと営業活動を統合し、「まちづくり部門」を新たに立ち上げられました。こうした企業の皆さまが増えていくことを、心強く、また嬉しく思っております。
1〜9月のライブ数は累計で937回となりました。年間1,500回の目標をぜひとも達成したいと考えております。引き続きのご支援を、よろしくお願い申し上げます。