島田療育センター
2026.08.16 開場 13:45~/開演 14:15~ (45分の解説付コンサートです)
100万人のクラシックライブ「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」
※関係者向けコンサートのため、一般の方はご参加いただくことができません。
伊藤 みや乃(ヴァイオリン)
群馬県桐生市出身。5歳よりヴァイオリンを始める。
群馬県立桐生高等学校理数科、国立音楽大学音楽学部演奏学科弦管打楽器専修(ヴァイオリン)卒業。同大学大学院に進学し、ウィーン国立音楽大学への留学を経て、国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(ヴァイオリン)修了。その後、洗足学園音楽大学演奏補助要員、昭和音楽大学合奏研究員、国立音楽大学講師を務めた。
これまでにヴァイオリンを山口恵子、西田和子、大関博明、青木高志、Christian Dallingerの各氏に、室内楽を漆原啓子、風岡優、大関博明の各氏に、オーケストラ演奏法をHubert Kroisamer氏に、歴史的演奏法をIngomar Rainer氏に師事。
第17回“長江杯”国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般の部A 第2位(第1位なし)、第10回横浜国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般Aの部 第3位。
国立音楽大学、群馬県より奨学金を受け、それぞれ第33回、第37回草津夏期国際音楽アカデミーを受講、Werner Hink、Paolo Franceschini各氏のヴァイオリンマスタークラスを修了。
大学の推薦やオーディション合格により、平成25年度国立音楽大学卒業演奏会、第47回国立音楽大学群馬県同調会新人演奏会、第33回ぐんま新人演奏会、第60回東京国際芸術協会新人演奏会、レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2015に出演。
桐生交響楽団第31回定期演奏会、中野弦楽アンサンブル第5回演奏会において、ヴァイオリン協奏曲のソリストを務め、好評を博した。
現在はティーチング・アーティストとして、クラシック初心者の方々にも楽しんでいただけるコンサートやワークショップを多数企画・開催している。
国立音楽大学学部演奏助手(管弦楽)。くにおんアカデミー ミュージック・アトリエ講師。
弦楽四重奏団『ロザカル』団員。アンサンブルユニット『Trio doux』メンバー。ピアノ三重奏団『トワ・クルール』団員。

大高 真梨絵(ピアノ)
早稲田大学、上智大学院修士課程にて音声学を専攻後、桐朋学園芸術短期大学卒業、同専攻科修了。伴奏法を学ぶためイギリスへ留学。イギリス王立音楽大学修士課程ピアノ伴奏専攻を優秀な成績で修了、同アーティスト・ディプロマ課程コラボレイティブ・ピアノ専攻を、奨学金を得て2019年に修了。在学中、複数の声楽コンペティションで最優秀伴奏者賞を受賞。イギリス各地での器楽・声楽のリサイタル伴奏をはじめ、古楽アンサンブルでの通奏低音やオペラでのコレペティトゥアなど、様々な演奏経験を得る。
その後、2020年2月イタリアで行われた国際音楽コンクール「Gianluca Campochiaro」にてフルートSofia Castilloとのデュオで室内楽部門第1位を受賞。2022年11月東京オペラシティにてカウンターテナーFeargal Mostyn-Williamsとのイギリス歌曲デュオリサイタル「オルフェウスとイザナギ」(助成:大和日英基金、後援:ブリティッシュ・カウンシル)を開催、クリエイティブなプログラム構成や心に響く演奏で大いなる好評を得る。
現在、桐朋学園芸術短期大学伴奏員。今後のさらなる活動が期待される。

CONCERT ARCHIVE
施設の紹介
運営事業(活動)内容の紹介
島田療育センターは1961年に日本初の重症心身障害児施設として開設されました。制度の変遷を経て、現在は「利用者のニーズに応え、質の高い療育を目指す」という理念のもと、18歳未満向けの医療型障害児入所施設と18歳以上向けの療養介護事業所を兼ね備え、233名の利用者児・者の皆様に対して、児者一貫した医療・療育と年齢や状態に応じた日中活動を提供しています。
また、「地域に開かれた施設」として在宅支援にも事業を拡げ、デイケアサービス、外来診療、リハビリ、短期入所、独自の発達支援や訪問サービスなど多様なニーズに対応する環境を整備しています。さらに、毎年9月には「わいわい祭り」を開催して地域住民との交流を図るなど、地域社会との連携を深めています。
主催者の声
参加人数の詳細
大人 計328名
会場内(利用者様:25名 付き添い職員・ご家族:25名)
病棟内での視聴(利用者様:200名 付き添い職員:78名)
*体調不良の利用者様は除いています
子ども 計2名
病棟内での視聴(利用者様:2 )
当日の感想・様子・寄付者へのメッセージ
クラシックの名曲から日本の童謡まで、幅広いジャンルの曲を緩急豊かに演奏していただきました。一音一音が丁寧でありながらも迫力に満ちており、演奏者の方の「芸術としての音楽を届けたい」という熱い思いが伝わってくるような素晴らしいコンサートでした。会場全体に響き渡る音色に、参加者全員が引き込まれていく様子の方がいらっしゃいました。
演奏中、聞き馴染みのある童謡やアップテンポな曲が流れると、表情をほころばせたり、首を振ってリズムを取ったりして楽しまれる利用者様の姿が見られました。一方で、しっとりとしたスローな曲の場面では、利用者様も職員も静かに目を閉じ、耳を澄ませて音色を味わう心穏やかな時間となりました。私は冗談交じりに目覚ましの曲として毎日聴きたいと「R.クイルター=大高真梨絵:今や赤い花びらは眠り」の感想を伝えました。
当日ご一緒に鑑賞された利用者様のご家族からも、「とても良い音楽を聴かせていただきました」と喜びの感想をいただいております。皆さんが安心できる親しみやすい曲目と、心に響く演奏が、大変心地よいひとときでした。
当センターでは、毎月積極的に音楽コンサートを企画し、利用者様に音楽鑑賞の機会を持てるように工夫してきました。地域で催される音楽に触れる機会は、開催時間や健康管理の課題と職員配置の関係でほとんど叶いません。そこで、コロナ禍以前より、地域の演奏家の方々をお迎えする方向に切替え、定期的な鑑賞の機会を確保するように工夫を重ねてきました。現在は会場の収容数が限られていることと、健康管理上の理由で病棟外に出ることの少ない利用者様のため、院内LANを利用して、会場のコンサートのLIVE配信を併用しながら実施できるようになりました。
日々の余暇活動に触れる・動く・見る・聴く・香るなど利用者様に残された感覚を通して、心身に活力と生活への彩りを支援しています。それらの感覚を充分に味わっていただくためには、身体面と精神面の安定・安心感が前提となります。その中で質の高い本格的な音楽を耳にする機会は、利用者様ならずご家族や職員にとっても大変貴重な時間だと我々職員は認識しています。
今回、当センター内で素敵な演奏家のコンサートを可能にしてくださった蓑田秀策様には、センター職員を代表して感謝を申し上げます。
本日は、ピアニストの大高真梨絵さんとのデュオで演奏させていただきました。島田療育センターでは初めての100万人のクラシックライブ開催とのことで、財団スタッフの逆井さんもご同行くださいました。これまでにも逆井さんには多くのライブでお世話になっておりますが、漸くご一緒することができ、とても嬉しかったです! 真梨絵さんとは何度か特別支援学校も訪問しており、これまでの試行錯誤を活かしてプログラムを構成しました。今回はセンターに入所されている方向けのライブということで、各病棟からライブ会場に移動してきていただいたのですが、会場に来られない方は配信を視聴されるという、珍しい形でした。不慣れなこともあり、なかなかカメラの向こうを意識することはできませんでしたが、ライブの雰囲気だけでも楽しんでいただけていましたら、私達も大変光栄です。終演後にはマスクを着用して、ライブに参加してくださった皆さまをお見送りしました。職員の皆さまがご入居者の代わりに感想を寄せてくださって、非常に有り難かったです。 島田療育センターの清水さん始め職員の皆さま、色々とお世話になりありがとうございました。またお伺いできるよう、精進してまいります!
伊藤 みや乃
ヴィヴァルディ「夏」や「ふるさとの四季」から春夏の抜粋など、季節を感じられるような曲を中心に、鍵盤ハーモニカを用いて少しでもみなさまのお近くで聴いていただけるような工夫をこらしながら演奏をお届けしました。みなさんの楽しんでくださっている様子が伝わってきて、また職員のみなさまも完ぺきな手拍子で盛り上げてくださり、私たちも楽しい時間を過ごさせていただきました。ご事情によりカメラ越しのご参加となったみなさまにも楽しんでいただけていたら幸いです。ありがとうございました!
大高 真梨絵
![]()
![]()
![]()