まどか府中

2025.09.15 開演 14:00~

※関係者向けコンサートのため、一般の方はご参加いただくことができません。

大曲 翔(ヴァイオリン)

音楽芸術学博士。ドイツ・ハンブルグに生まれ、ニューヨークで育つ。欧米8つの世界大会覇者。十数の賞を受賞している。ニューヨーク・マネス音楽大学バイオリン科卒。母体の総合大学では同時に脳科学や量子力学ほか、仏独伊中韓5ヶ国語などを学び、同大学で数年ぶりの理学士課程(Bachelor of Science)修了者となる。スターウォーズ、ジュラシックパーク、ハリーポッター等の作曲家として知られるジョン・ウィリアムズ他、パールマン、ヨーヨーマなど多くの音楽家を輩出し、世界音大ランク1位を守り続ける名門、ジュリアード音楽院に東京財団など4スポンサーの学費提供の下、修士課程ヴァイオリン科に入学。故サリー・トーマス氏に師事する。その後、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校音楽芸術学博士課程ヴァイオリン科に全学費免除、州による生活費支給の特待生として迎えられる。大曲本人も博士課程と並行して、ニューヨーク・ロングアイランド音楽大学の要請により24歳で教授に就任し、世界各地のオーケストラ奏者や、大曲の母校ジュリアード音楽院生、メニューイン国際コンクール等の国際大会優勝・入賞者を輩出するなど、指導者としても活躍する。

 現在演奏家としてニューヨークを拠点に、北アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジア諸国を年間10ヶ国以上周る。力強く感情に満ちた演奏で知られ、これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、ボストンシンフォニーホール、アポロシアター、スタインウェイホール、バークレイズセンター、イーストマンシアター、ラスベガス・ベネチア劇場、サントリーホール、東京芸術芸場、アクロスシンフォニーホールや、バッハが勤め埋葬されていることでも有名なドイツ・ライプツィヒ聖トーマス教会など世界主要ホールで演奏する。時間が許すときは、思い付きで国境を跨ぎ、宿もその道中で探すなど、フットワークはかなり軽い。

 大西洋上の事故現場で行われたタイタニック沈没事故100周年追悼式では、タイタニックのヴァイオリニスト兼バンドマスター、故ウォレス・ハートリー役として招かれその演奏の様子がCNN、NBCなど多数の主要メディアで国際的に報道される。この実際の様子がドイツでフィルム化され、公開三日で世界2500万人以上に視聴される。この際に乗船していた遺族との対面の様子が感動を呼ぶ。ニューヨークでの9月11日連続テロ10周年コンサートでは、テロや東日本大震災の被害者などによって創立された風の環奨学金の初代受賞者に選ばれる。自分の音楽には沢山の方々の想いがつまっていると大曲は語る。以降ニューヨークで執り行われる連続テロおよび東日本大震災メモリアルコンサートでは毎年ゲスト出演している。

 収録でも活躍しており、ファイナルファンタジーシリーズ、キングダムハーツ、FIFAワールドカップほか、アニメ「やがて君になる」、「メイド・イン・アビス」などの作品でコンサートマスター兼ソリストを務めており、その作品数は数十にのぼり、本人も把握していない。編曲も手掛け、共演もしたマンハッタン交響楽団の中国ツアーでは大曲の編曲した作品が十数都市で演奏される。そのほか多くの作品が様々なオーケストラ、アンサンブルで演奏されるなど、その作品には定評がある。

 共演も多く、ディズニー映画アラジンのジャスミン役などでもしられるレア・サロンガとのニューヨーク特別共演では好評を博す。ジブリ作品を手掛けたことでも知られる久石譲とのカーネギーホールで執り行われたジブリコンサートツアー・ニューヨーク公演では、第一ヴァイオリンとして共演し、現地ニューヨークの奏者責任者も兼任した。駐ニューヨーク日本大使公邸で、ボクシングの世界王者でもありフィリピン議員のパッキャオ氏や、青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した事でも知られる中村修二氏のアジア・ソサイエティ主催Asia Game Changer Award受賞式に特別ゲスト奏者として出演したり、他国大使の満期祝賀会に出演したりするなど、国家間交流にも意欲的に活動している。大阪万博2025ではその様子がアメリカパビリオンに展示されている。
2012年には国際連合ほか中華人民共和国国務院文化部(日本の文化庁にあたる)主催のニューヨーク民謡音楽国際コンクールの審査員に招かれ、感謝状を授与される。拠点のニューヨークを離れていることも多い中、北米アーティスト大手検索プラットフォームでは10年以上にわたり演奏案件公式受託数、公式レビュー数共にニューヨーク1位を維持している。

 貸与されている現在の使用楽器は故サリー・トーマス、アン・セッツァー両氏共同所有のイタリアが誇る巨匠、ジョセッペ・ステファニーニ作1965年製。

高見 秀太朗(ピアノ)

大阪府出身。桐朋女子高校音楽科(共学)、桐朋学園大学音楽学部を経て、宮城教育大学教職大学院修了。
「音楽で心をつなぐ」をテーマに、子どもから高齢者まで、あらゆる人々に音楽を届ける活動を展開。
特に小中学生に向けた取り組みに力を注ぎ、全国60校以上での音楽科授業・ワークショップの実施、子ども第三の居場所における音楽支援など、幅広く精力的に活動している。

第19回日本クラシック音楽コンクール最高位、世界クラシック第2位。モーツァルテウム国際夏期アカデミーコンクール入賞。高校/大学卒業演奏会、日本調律師協会関東支部 新人演奏会出演。ピアノを木村徹氏・仲道郁代氏、作編曲を佐藤公一郎氏に師事。元 公立中学校 音楽科講師。
音楽団体「MECP事務局」代表として、被災地での活動を元に生まれた音楽による防災活動や、東京都調布市内での市民活動に取り組むほか、一般社団法人音楽がヒラク未来 スタッフとして、仲道郁代氏と協働した学校音楽プログラムを宮城県七ヶ浜町にて継続している。

一般財団法人100万人のクラシックライブ 運営メンバー・ピアニスト。

東京都府中市矢崎町1丁目32-1

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