児童養護施設 小百合ホーム ラウラ児童館
2025.06.21 開場 14:00~/開演 14:30~ (45分の解説付コンサートです)
100万人のクラシックライブ「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」
※関係者向けコンサートのため、一般の方はご参加いただくことができません。
土屋 昭穂(ヴァイオリン)
福岡教育大学初等教育教員養成課程音楽選修卒業。同大学大学院演奏学ヴァイオリン専攻を修了。バイオリンを増門スミ子、原田大志に師事。霧島国際音楽祭にてスヴェトリン・ルセヴのマスターコースを受講。第10回ベーテン音楽コンクール全国大会出場。現在、挙式やオーケストラでの演奏、また学校現場、福祉施設でのアウトリーチ活動やレストラン、カフェ等での演奏活動を行う傍ら、後進の指導に当たっている。
酒井 円香(ピアノ)
熊本県出身、在住。明光学園高等学校 音楽コースを卒業、福岡教育大学生涯スポーツ芸術課程音楽コースを卒業。小学生の頃より、室内楽や声楽を中心にアンサンブルを学ぶ。第34回霧島国際音楽祭にて、ピアノ・室内楽の両マスタークラスを修了。2017年より長洲町社会福祉協議会主催のアウトリーチ活動に参加。これまでにピアノを福田伸光氏、武内俊之氏、中川泰子氏の各氏に師事。室内楽を角田整保氏に師事。
大学在学時より、音楽以外の分野をより学びたいという思いから卒業後は一般企業に就職。現在は法律関係の会社員として働きながら、地元九州を中心に幅広い世代に向けたアウトリーチや演奏を行う、「2足の草鞋ピアニスト」として活動を行なっている。
CONCERT ARCHIVE
施設の紹介
児童養護施設小百合ホームは、様々な理由により家庭で生活できない子どもたちが代替養育の場として生活している施設です。複雑な背景によって心に傷を抱えながらも安心・安全な環境の中で前向きに日々を送っていけるよう、職員が子どもたちに寄り添い共に歩んでいます。
また、同敷地内にマリア学童クラブも併設しており、施設と同じ理念や精神の下、安心・安全な居場所作りに努めており、現在約60名の子どもたちが、主に放課後に利用しています。
主催者の声
当日はきれいな音色を聴かせていただけるだけでなく、ピアノを弾いている姿や弦の動きを近くで見せていただいたり、子ども用のバイオリンを弾く体験をさせていただいたりと参加型のような時間もあり、子どもたちはとても興味津々に参加していました。最後に、希望の多かった「青と夏」を弾いてくださり、歌手が演奏する青と夏とは違う雰囲気を味わえたことも貴重な機会になったと思います。参加後には、子どもたちから「生で聞いたらこんな音やったんや。」「音がきれいで感動した。」等といった声が聞かれました。100万人クラシックライブの方々の今後益々のご活躍、ご発展を心よりお祈り申し上げます。
暑い中、最後までしっかり聴いてくださいました。ピアノの弦を見に来ませんかと尋ねると、とても嬉しそうにピアノのまわりに駆け寄ってくださったり、バイオリン体験では、積極的に手を挙げて立候補し、楽器に触れてくださったりしました。特に印象に残ったのは、終演後「今年のサンタさんのプレゼントは、バイオリンにする」と言ってくれた言葉です。バイオリンに興味を持っていただけて、とても嬉しかったです?
土屋 昭穂
暑さに負けず聴いて下さり、ありがとうございました。温かいシスター方をはじめとする職員のみなさまの優しい雰囲気と子どもたちからは元気いっぱいのエネルギーが溢れていました。子どもたちのパワーに負けないように演奏しましたが、真剣に指や鍵盤を見る眼差しは、今までにない熱視線でした。次はピアノに釘付けになる演奏と、今回よりも更に色々な角度から曲を楽しめるような企画を考えていきたいと思います。 本当にありがとうございました!
酒井 円香