東京都立羽村特別支援学校
2025.01.22 開場 13:40~/開演 14:10~ (45分の解説付コンサートです)
100万人のクラシックライブ「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」
※関係者向けコンサートのため、一般の方はご参加いただくことができません。
伊藤 みや乃(ヴァイオリン)
群馬県桐生市出身。5歳よりヴァイオリンを始める。
群馬県立桐生高等学校理数科、国立音楽大学音楽学部演奏学科弦管打楽器専修(ヴァイオリン)卒業。同大学大学院に進学し、ウィーン国立音楽大学への留学を経て、国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(ヴァイオリン)修了。その後、洗足学園音楽大学演奏補助要員、昭和音楽大学合奏研究員、国立音楽大学講師を務めた。
これまでにヴァイオリンを山口恵子、西田和子、大関博明、青木高志、Christian Dallingerの各氏に、室内楽を漆原啓子、風岡優、大関博明の各氏に、オーケストラ演奏法をHubert Kroisamer氏に、歴史的演奏法をIngomar Rainer氏に師事。
第17回“長江杯”国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般の部A 第2位(第1位なし)、第10回横浜国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般Aの部 第3位。
国立音楽大学、群馬県より奨学金を受け、それぞれ第33回、第37回草津夏期国際音楽アカデミーを受講、Werner Hink、Paolo Franceschini各氏のヴァイオリンマスタークラスを修了。
大学の推薦やオーディション合格により、平成25年度国立音楽大学卒業演奏会、第47回国立音楽大学群馬県同調会新人演奏会、第33回ぐんま新人演奏会、第60回東京国際芸術協会新人演奏会、レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2015に出演。
桐生交響楽団第31回定期演奏会、中野弦楽アンサンブル第5回演奏会において、ヴァイオリン協奏曲のソリストを務め、好評を博した。
現在はティーチング・アーティストとして、クラシック初心者の方々にも楽しんでいただけるコンサートやワークショップを多数企画・開催している。
国立音楽大学学部演奏助手(管弦楽)。くにおんアカデミー ミュージック・アトリエ講師。
弦楽四重奏団『ロザカル』団員。アンサンブルユニット『Trio doux』メンバー。ピアノ三重奏団『トワ・クルール』団員。
大高 真梨絵(ピアノ)
早稲田大学、上智大学院修士課程にて音声学を専攻後、桐朋学園芸術短期大学卒業、同専攻科修了。伴奏法を学ぶためイギリスへ留学。イギリス王立音楽大学修士課程ピアノ伴奏専攻を優秀な成績で修了、同アーティスト・ディプロマ課程コラボレイティブ・ピアノ専攻を、奨学金を得て2019年に修了。在学中、複数の声楽コンペティションで最優秀伴奏者賞を受賞。イギリス各地での器楽・声楽のリサイタル伴奏をはじめ、古楽アンサンブルでの通奏低音やオペラでのコレペティトゥアなど、様々な演奏経験を得る。
その後、2020年2月イタリアで行われた国際音楽コンクール「Gianluca Campochiaro」にてフルートSofia Castilloとのデュオで室内楽部門第1位を受賞。2022年11月東京オペラシティにてカウンターテナーFeargal Mostyn-Williamsとのイギリス歌曲デュオリサイタル「オルフェウスとイザナギ」(助成:大和日英基金、後援:ブリティッシュ・カウンシル)を開催、クリエイティブなプログラム構成や心に響く演奏で大いなる好評を得る。
現在、桐朋学園芸術短期大学伴奏員。今後のさらなる活動が期待される。
CONCERT ARCHIVE
施設の紹介
都立羽村特別支援学校は、昭和48年に開校した知的障害のある児童・生徒のための特別支援学校です。小学部、中学部、高等部の3学部が設置されており、児童・生徒の障害の程度や発達段階に応じた指導をおこなっています。
主催者の声
昨年に続き、このような素敵な機会をいただき、株式会社東横イン様はじめ、100万人のクラシックライブ関係者の方々、演奏者の伊藤みや乃様、大高真梨絵様には感謝申し上げます。
演奏を聴きながら、楽しそうにリズムを刻む生徒を見て音楽の素晴らしさを再認識させていただきました。また、生徒のすぐそばで「ヴァイオリン」や「ピアノ」「鍵盤ハーモニカ」の生の音を聞くことができたことは、貴重な経験となりました。生徒たちに馴染みの深い「気分上々↑↑」も演奏していただき充実した時間を過ごすことができました。
生徒の中には、学校以外の生活で、今回のようにプロの演奏家による音楽を鑑賞する機会がない方もおり、卒業前に100万人のクラシックライブを鑑賞できたことは、学校生活の大きな思い出となり、また、経験を広げるよい機会となりました。来年度以降も開催していただれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、ピアノの大高真梨絵さんと演奏させていただきました。個人的には、一昨年、昨年に引き続き東京都立羽村特別支援学校さまに伺う機会をいただけて、とても有難かったです。 これまでの経験を踏まえて、それぞれ楽器の紹介をしてからソロを披露したり、生徒の皆さんに馴染みのある曲を演奏したり、リズムの特徴的な曲を取り上げて手拍子で参加してもらったりしました。ピアノがステージの上にあって生徒の皆さんと距離があるため、真梨絵さんが鍵盤ハーモニカを用意してくださって、鍵盤ハーモニカとヴァイオリンのデュオで練り歩きながらの演奏も取り入れてみました。生徒の皆さんに、より興味を持ってもらえたように思います。演奏後、先生から「ある生徒は『もうあと1曲で終わっちゃう…』と泣いていました」というお話を聞いたり、帰り際には何名もの生徒さんが「ありがとうございました!」と笑顔で私達に声を掛けに来てくれたり、本当に嬉しかったです。 今回もご一緒してくださった真梨絵さん、そして100万人のクラシックライブの吉本さん、スポンサーの東横インさん及び支配人の三宅さん、東京都立羽村特別支援学校の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。また皆さんに演奏をお届けできるよう、精進してまいります!
伊藤 みや乃
バイオリンとピアノの楽器のしくみのお話やソロを交えながら、ワルツ、ハバネラ、タンゴ、マーチなど色々なリズムの曲をプログラムに組み込みました。みなさんが集中して音を聴いてくださり、コンサートを楽しみにしていてくださったことがよく分かり、またすばらしいリズム感での手拍子や踊りで音楽を楽しんでいただけて、私たちも大変うれしかったです。
大高 真梨絵