尼崎市立あこや学園 2公演
2024.07.20
開演 16:40・17:20(開場は開演時間の30分前)
(30分の解説付コンサートです)
100万人のクラシックライブ「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」
※関係者向けコンサートのため、一般の方はご参加いただくことができません。
正司 円(ヴァイオリン)
神戸市出身。兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、大阪教育大学芸術専攻音楽コース卒業、同大学大学院芸術文化専攻音楽研究コース修了。
第4回ホアキン・トゥリーナ国際室内楽音楽祭出演。第16回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-U入選、第25・28回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。「若い音楽家たちの飛翔No.109」など演奏会多数出演のほか、協奏曲のソリストも務める。
これまでに島戸祐子、稲垣美奈子、稲垣琢磨、上田真紀郎各氏に師事。S.Bernardini、L.Nasturica各氏のマスタークラスを受講。
現在、関西を拠点にソロや室内楽、オーケストラへの客演、ライブサポート、後進の指導など幅広く活動している。
西宮音楽協会、神戸音楽家協会各会員。ヴァイオリン&フルートデュオてまりメンバー。zing music lab.講師、西宮ジュニアオーケストラ指導者。
吉岡 麻梨(ピアノ)
兵庫県立西宮高校音楽科卒業
武庫川女子大学器楽科ピアノ専攻首席卒業。
中学生時西宮交響楽団・大阪交響楽団と共演。大学時アメリカインディアナ州にて、二台のピアノコンチェルトを共演。
YAMAHA演奏指導グレード4級。
ピティナ指導協会会員。
大学卒業後はJTメソッドの発案者、田中準子氏のもとで子どもにむけたレッスン指導方法を徹底して学ぶ。
結婚後は、子育てから親子コンサートに積極的に参加。我が子の成長と共に、現在は四世代コンサートも実施。未就学児童から、就学児童、それぞれの段階にアプローチするコンサートを企画。
緊急事態宣言後1年間、Instagramにて毎日一本の動画コンサートを配信し、そこからの依頼も積極的に引き受ける。
kumaさんトリオwith優(歌手をいれた4人組)を結成し、親子コンサートを定期的に実施。学校公演・アウトリーチ・ケアホームでの演奏を得意とする。
100万人のクラシックライブ関西エリアスタッフ&ピアニストとしてコミュニティの活性化と後進の育成に力を注ぐ。
現在、子どもに向けたアプローチをアップデートすべく、合同会社エデュセンスにて絵本講座とエデュケーター講座を受講。
CONCERT ARCHIVE
施設の紹介
あこや学園は、児童福祉法第43条に基づく児童発達支援センターです。1歳半から就学年齢前の発達に課題のあるこどもが、きめ細やかな療育を通して、心身ともに健康で豊かな感性を持ったこどもに成長し、地域において健康でいきいきとした生活を送ることを目的としています。あこや学園はあこや貝が真珠を育てるように、保護者と職員がこども達を育み、「健やかに育て」との願いを込めてあこや学園と命名されました。一人ひとりの特性や発達段階に配慮しながら、生活や遊びを通して、こども達の発達を支援しています。
主催者の声
・当日の様子、感想メッセージ
ピアノ奏者の吉岡麻梨さん、ヴァイオリン奏者の庄司円さんにお越し頂き、ライブ前に進行や流れ(紹介、入場、退場の仕方など)を確認させて頂きました。プログラムに学園のこども達が楽しめるようにとリクエスト曲を取り入れて下さり、また演奏に合わせてこども達が手作り楽器(マラカス)を鳴らすことも快諾して下さいました。
ライブが始まると、見慣れない楽器(ヴァイオリン)に興味津々のこども達。クラッシックライブという初めての経験にドキドキした様子の子もいましたが、1曲目にみんなが大好きな曲「勇気100%」が流れると笑顔になり、身体を揺らしたり、手拍子をしたりして、楽しむ姿が見られました。「我が母の教え給いし歌」「トロイメライ」のような美しく、穏やかな曲の時にはゆったりとリラックスしながら耳を傾けていたこども達も、リクエスト曲が流れると元気いっぱいにマラカスを振り、全身で音楽を楽しんでいました。アンコール曲の「さんぽ」の時には、素敵な音楽を届けて頂いたお礼に、演奏家さんに向けて歌に合わせてこども達とマカトンサインを披露させていただきました。全10曲とボリュームたっぷりのプログラムでしたが、こども達、保護者の方々みんなが楽しめるようにといろいろなジャンルの曲で構成されており、あっという間に感じました。進行もこども達の様子に合わせて進めて頂き、「今の曲には何の動物が出てきたでしょう?」とクイズがあったり、ピチカートというヴァイオリンの演奏方法について教えて下さったりして、とても和やかな雰囲気のライブでした。保護者の方からも「初めは我が子が落ち着いて演奏を聴けるのか、泣いてしまったらどうしようと不安だったが、演奏家さんが“泣いても大丈夫”と声をかけて下さり、とても温かい雰囲気のライブで安心して参加できた。」「こんなに至近距離で生の演奏を聴くのは初めてで、その迫力に感動した。」「クラッシックだけでなく、身近な曲も演奏して頂き、楽しそうなこどもの姿を見ることができて良かった。」など、こども達だけでなく、お父さん、お母さんも一緒に楽しめたという声をたくさん頂きました。思い出に残る素晴らしいライブを届けて下さり、感謝の気持でいっぱいです。本当にありがとうございました。
夏の夕涼み会ということで、浴衣や甚兵衛姿のとっても元気なお子さんたちが大勢聴きに来てくれました。 大きな音やいつもと違うことは苦手かもしれないと予測して、リクエストでお聞きした曲や、穏やかで優しい曲を多めに入れたプログラムでお届けしました。 みなさん思い思いに、リラックスした状態で楽しく聴いてくださいましたが、こちらが小さい音やピチカートを使うと、耳をすませるように聴いておられたのが印象的でした。音の情報キャッチ力は小さいころから備わってると実感しました。 手作りマラカスでもバッチリ参加してもらえて、充実の公演となりました。
正司 円