金田の寺子屋@平塚市立金田公民館
2024.07.23 開場 16:30~/開演 17:00~ (45分の解説付コンサートです)
100万人のクラシックライブ「子どもたちに音楽を届けるプロジェクト」
※参加対象となる方については、主催者にお問合せください。
伊藤 みや乃(ヴァイオリン)
群馬県桐生市出身。5歳よりヴァイオリンを始める。
群馬県立桐生高等学校理数科、国立音楽大学音楽学部演奏学科弦管打楽器専修(ヴァイオリン)卒業。同大学大学院に進学し、ウィーン国立音楽大学への留学を経て、国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(ヴァイオリン)修了。その後、洗足学園音楽大学演奏補助要員、昭和音楽大学合奏研究員、国立音楽大学講師を務めた。
これまでにヴァイオリンを山口恵子、西田和子、大関博明、青木高志、Christian Dallingerの各氏に、室内楽を漆原啓子、風岡優、大関博明の各氏に、オーケストラ演奏法をHubert Kroisamer氏に、歴史的演奏法をIngomar Rainer氏に師事。
第17回“長江杯”国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般の部A 第2位(第1位なし)、第10回横浜国際音楽コンクール 弦楽器部門 一般Aの部 第3位。
国立音楽大学、群馬県より奨学金を受け、それぞれ第33回、第37回草津夏期国際音楽アカデミーを受講、Werner Hink、Paolo Franceschini各氏のヴァイオリンマスタークラスを修了。
大学の推薦やオーディション合格により、平成25年度国立音楽大学卒業演奏会、第47回国立音楽大学群馬県同調会新人演奏会、第33回ぐんま新人演奏会、第60回東京国際芸術協会新人演奏会、レインボウ21 サントリーホール デビューコンサート2015に出演。
桐生交響楽団第31回定期演奏会、中野弦楽アンサンブル第5回演奏会において、ヴァイオリン協奏曲のソリストを務め、好評を博した。
現在はティーチング・アーティストとして、クラシック初心者の方々にも楽しんでいただけるコンサートやワークショップを多数企画・開催している。
国立音楽大学学部演奏助手(管弦楽)。くにおんアカデミー ミュージック・アトリエ講師。
弦楽四重奏団『ロザカル』団員。アンサンブルユニット『Trio doux』メンバー。ピアノ三重奏団『トワ・クルール』団員。
大高 真梨絵(ピアノ)
早稲田大学、上智大学院修士課程にて音声学を専攻後、桐朋学園芸術短期大学卒業、同専攻科修了。伴奏法を学ぶためイギリスへ留学。イギリス王立音楽大学修士課程ピアノ伴奏専攻を優秀な成績で修了、同アーティスト・ディプロマ課程コラボレイティブ・ピアノ専攻を、奨学金を得て2019年に修了。在学中、複数の声楽コンペティションで最優秀伴奏者賞を受賞。イギリス各地での器楽・声楽のリサイタル伴奏をはじめ、古楽アンサンブルでの通奏低音やオペラでのコレペティトゥアなど、様々な演奏経験を得る。
その後、2020年2月イタリアで行われた国際音楽コンクール「Gianluca Campochiaro」にてフルートSofia Castilloとのデュオで室内楽部門第1位を受賞。2022年11月東京オペラシティにてカウンターテナーFeargal Mostyn-Williamsとのイギリス歌曲デュオリサイタル「オルフェウスとイザナギ」(助成:大和日英基金、後援:ブリティッシュ・カウンシル)を開催、クリエイティブなプログラム構成や心に響く演奏で大いなる好評を得る。
現在、桐朋学園芸術短期大学伴奏員。今後のさらなる活動が期待される。
CONCERT ARCHIVE
施設の紹介
子どもの居場所―学習支援―「金田の寺子屋」は、小学生・中学生を対象に無償で学習支援を行なっています。運営は地区民生委員・児童委員協議会、地区社会福祉協議会及びボランティア、学生たちで行なっています。
子どもは、地域の宝。単なる学習支援だけでなく、第3の居場所としても機能しています。
主催者の声
今日は、ありがとうございました。
子どもたちが音楽の素晴らしさ、楽しさを味わえたのではないでしょうか。
目の前での生の演奏・音色に皆、心を踊らしていました。
楽器のお話、曲のお話、リズム取りの手拍子・足拍子もあり楽しい時間を過ごさせていただきました。
伊藤さん(ヴァイオリン)、大高さん(ピアノ)ありがとうございました。法人の皆さん、『子どもたちに音楽を届けるプロジェクト』の皆さん、そして江原さん、ありがとうございました。
何人かの感想をお知らせします。
○今日は、ありがとうございました。
子供たちが様々な音楽の素晴らしさ、楽しさを味わえる構成が、とても魅力的でした。手拍子やステップをすることで、体全体で曲を味わうことにも繋がりました。
耳だけではなく、目や心も使って音楽に浸る子供たちの姿も嬉しかったです。子供たちの感性にもよい刺激となったことでしょう。
真剣に演奏するお二人の姿を間近に見られたことも、よい体験になったことでしょう。
とにかく素晴らしい活動だと思いました。できることならば、またコンサートを開きたいです。
○とても楽しかったです。
素晴らしい演奏会でした。
演奏を目の前で見れて聴けて、子供の前では、膝まずいて演奏してくれて、贅沢なコンサートでした。
びっくりしたのは演奏するたびに、チューニングしてくれたことです。
どの演奏もきれいな音色で、聴き惚れました。
お二人がいつも笑顔で演奏してくれて、このコンサートへの心意気が、伝わって来ました。
曲への語り、楽器への語りが有り、知識も膨らみ、理解して演奏を聴く事ができ楽しかったです。
ただ低学年の子供達には少し難しかったのか、皆さんで歌える曲が最後に有っても良かったかなと、思いました。
○今年も生の演奏を聴けて楽しかったです
ヴァイオリンは繊細ですが、迫力のある音で、心地良かったです
お二人の話もニコヤカで良い雰囲気でした
学生さんの司会も、事前に練習したのでしょうか。落ち着いていて良かったですね。
○プログラムの構成(選曲)がとても良かったと思います。
導入の「G線上のアリア」は、ヴァイオリンのしっとりと豊かな音色をたっぷり聞かせてくれました。後半のヴィヴァルディ「四季ー夏」は、夏の嵐を思わせる激しい弦の響きに驚かされました。ヴァイオリンの幅広い表現力、コントラストに魅了されました。
伊藤先生(ヴァイオリニスト)の語りが楽しかったです。
ヴァイオリンの弦は何本ですか? 弦の中で1番太い弦の名前は何ですか? そう、G線ですね。バッハのこの曲はG線だけで弾くので「G線上のアリア」って言うのですね。
ーああ、そうなんですか、勉強になりました。と、お母さんたちの声が聞こえました。聴きながら学ぶ授業になりました。
生演奏を初めて聴いた子どもたちは口々に、すごい!迫力ある!指が速い!メロディが気持ちいい!心に響いた!と感動の声をあげていました。ーありがとうございました。来年もぜひ、来ていただきたいです。
【サポーターへのメッセージ】
江原伸好様
この度は、(平塚市)金田の子どもたちに音楽を届けていただき、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。当日の様子・感想等にも書きましたが、皆が身体・心に染みる体験をしたのではないでしょうか。
近くで楽しむ生演奏で子どもたちもワクワクとなり、成長の糧の大きな一つとなったのではないでしょうか。音楽の良さも伝わったのではないでしょうか。
サポーターの温かいご支援により、多くの人々が心に残るひとときを過ごすことができました。ありがとうございます。
本日は平塚にある金田公民館に伺い、ピアノの大高真梨絵さんとのデュオで演奏させていただきました。子どもの居場所 学習支援「金田の寺子屋」さんにライブをお届けしたのですが、小学生のお子さん達と保護者の皆さん、そしてボランティアさんや地域の方が大勢参加してくださいました。 気温が高く、湿度も高い中、お子さん達にとって45分間のプログラムは長かったかもしれませんが、手拍子を打ってみたり、三拍子のステップを踏んでみたりするアクティビティに全員で取り組んでくださって、私達もとても嬉しかったです。司会のお姉さんにマイクを向けられて、沢山の人の前で勇気を出して感想を言ってくれたお子さんや、帰りに「ありがとうございました」と声を掛けてくれたお子さんがいて、心が温かくなりました。 「金田の寺子屋」の皆さん、電子ピアノ等の準備から会場の飾りつけまで、ホスピタリティ溢れるサポートをありがとうございました。そして真梨絵さん、アンサンブルだけでなく素敵なピアノソロも披露してくださり、MC用に国旗もご用意くださって、本当にありがとうございます!
伊藤 みや乃
小学生中心のお子さまをメインに、保護者のかた、ボランティアスタッフのみなさまがコンサートの日を楽しみにしてくださって、丁寧に熱心にご準備くださっていたことがよく分かり、そんな中で演奏させいただけてとても光栄でした。手拍子やステップの体験などもしながら楽しんで演奏を聴いてくださいました。みなさんが、芸術に触れる活動を大切だと考えてくださっていることが何よりうれしかったです!
大高 真梨絵