Monthly Report 2026.2.1
【今月の深掘りコーナー:自治体における取り組み】
自治体における「100万人のクラシックライブ」の取り組みについてご紹介いたします。現在、全国30ほどの自治体で、様々な活用方法でこの活動を取り入れていただいております。今日はその一部をご紹介いたします。
地方自治体は、地域の様々な課題に取り組んでいます。町の賑わい、高齢者の福祉、働く人のサポート、子どもの教育、ゴミ問題や防災対策など。その地域に住む全ての人が、心豊かで安心・安全な毎日を送ることができるよう、コミュニティを元気にすることを目指して「100万人のクラシックライブ」を活用いただいております。
群馬県太田市の事例
太田市では2022年5月より、毎月、太田市内の公共施設のほか、道の駅、ショッピングモール、レストラン、公民館などにおいて、地域の方に向けたライブを実施しています。定期的なライブ開催により、継続的にお越しくださる方も増え、地域の賑わい作りや音楽に身近に触れる環境作り、市民の心の健康維持にも役立っています。また、全国初の「議場ライブ」もここ太田市から始まり、6月の議会初日に毎年継続して開催されています。
徳島県鳴門市の事例
鳴門市では、2024年4月に新庁舎開庁記念としてクラシックライブを開催したことをきっかけに、2025年度はボートレースの収益金を活用し、市内各所で年間10回のライブを開催しています。市民協働推進課が旗振り役となり、長寿介護課、文化交流推進課、総合教育人権課、社会福祉課などがそれぞれ主催。防災啓発、地縁組織とのネットワーク形成、観光振興など、各課が抱える課題解決に活用されています。
奈良県奈良市の事例
奈良市では、あらゆる人が芸術の感動に触れることができるようにしたいとの思いで、2023年度よりふるさと納税を活用し、市内福祉施設などにおいて「暮らしに芸術の感動を届けるプロジェクト」と題し、年間8回のライブを開催しています。2022年に建築された火葬場(奈良市斎苑 旅立ちの杜)においても、施設が持つマイナスイメージを払拭し、地域住民に身近に感じていただけるよう、施設内部の見学会と合わせて継続的にライブを開催しています。
公的評価と今後の展望
また「100万人のクラシックライブ」は、これまで6,000回を超える開催実績を持つ、まちに賑わいをもたらす公益的な活動であり、東京都の施策の推進に寄与すると認められることから、東京都内で開催される一部のライブについて、東京都の後援をいただいております。
この活動は「みんなで一緒に」取り組む社会活動です。身近な場所で開催されるライブを通じて人と人がつながることは、市民が孤独・孤立に陥らないようにする観点からも効果的であると、内閣府からも評価を受けています。
自治体を中心に全ての市民がつながり、官・民・学の壁を超え、今後もさらに100クラを通じて協働を深めることができるよう、そして多くの方に届くきっかけになるよう、これからも働きかけてまいります。