理事 長松清潤 (京都佛立ミュージアム 館長/本門佛立宗由緒寺院 京都 長松寺・横浜 妙深寺 住職/スリランカ 大白蓮寺 住職)
2026年03月11日

生きとし生けるものの幸福と平和を願う

堅苦しい。貴族的。遠い存在。クラシック音楽の印象はその程度でした。しかし、至近距離で奏でられた100万人のクラシックライブに参加して認識が180度変わりました。旋律が全身を通り抜け、魔法にかかったように涙が溢れてきました。クラシック音楽が人類の至宝であることを知った瞬間でした。

東日本大震災後、被災地域のお寺を中心に様々な支援活動が行われました。同時にお寺がコミュニティから乖離していた反省も生まれました。全国5万5千のコンビニエンスストアより多い7万7千のお寺、加えて8万の神社が再生すれば日本社会は必ずやよりよく生まれ変わります。

この財団の活動には地域のコミュニティを活性化させるという崇高な理念があります。本来お寺は人々が集い、学び、育つ、地域に欠かせない文化センターでした。しかし、現在多くのお寺はその役割を果たせていません。

事実、各地のお寺で行われた100万人のクラシックライブは大盛況で、感動の声が溢れており、確かな手応えを感しています。全日本仏教会も当財団の活動に賛同し、今後は宗教宗派を超えて全国へ広がってゆくものと期待しております。

音とは波動であり心を開く鍵でもあります。生きとし生けるものの幸福と平和を願う活動が100万人のクラシックライブだと確信しております。

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