理事 丹呉泰健 (日本たばこ産業株式会社 社友/元財務事務次官)
2026年03月11日

音楽の魅力の発見

私が仕えた小泉純一郎首相は、クラシックを含め大の音楽好きでした。 その首相の時代も、時間があると日本ではもちろん外国でも音楽会、オペラ、音楽家の生家にも行きました。バイロイト音楽祭、ロシアではゲオルギエフの演奏会、フィンランドではシベリウス、そしてアメリカのメンフィスのエルビス・プレスリーの生家にも行きました。

しかし、私は音楽特にクラシックには馴染みがありませんでした。 その私が、知り合いであった蓑田さんから「100万人のクラシックライブ」という組織を立ち上げるので理事として手伝って欲しいとの話しがありました。 目的は「クラシックに馴染みのない人にクラシックの生の演奏の素晴らしさを感じてもらうと共に若き演奏家に弾く機会を作り、両者を結び付け感動を共有してもらう」と聞きました。 戸惑いがありましたが、蓑田さんの意気込みに共感し、お手伝いすることを決意しました。

最初は、理事の義務としてコンサートに行きましたが、何回か行くうちに魅力を発見し始めました。 コンサートは数十人規模でリラックスした雰囲気です。 将来のある若手の演奏家が最初に演奏する曲や作曲家を丁寧に説明してくれる。 その後息遣いが分かる演奏が至近距離で行われる。演奏が終了すると演奏家の人に質問など話す機会がある。 これにより、今まで馴染みのなかったクラシック音楽の世界の扉が開かれ、魅力が分かり始めました。 蓑田さんのいう「感動」だと分かりました。 これから、自分のようにクラシックに馴染みのない人に一人でも多く感動してもらうためにお手伝いをしたいと思っています。

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